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先輩就農者を紹介します①「諦めなければ夢は叶う」大勝圭司さん(長岡市)

〇大勝圭司さんプロフィール

 就農までの経過:非農家出身。長岡市へUターン後、長期研修を行い、独立就農(平成27年)
 栽培品目:いちご(観光農園)
 移住前:三重県、茨城県、栃木県など

―学生時代から農業に興味があったのですか?

 私は長岡市の非農家出身で、学生の頃は、農家の子供が農業をやるものだと思っていました。高校生の時に環境問題の勉強がしたいと思い、関東の大学に進学し、気象学を学びました。その後、西日本の大学の大学院に進み、農業気象学を専攻し、作物を育てながら気象観測を行う研究を担当しました。この時に初めて作物を育てることを経験し、楽しかったので農業を仕事にしたいなと思いました。

―農業を仕事にするためにどのように行動したのですか?

 大学院を途中でやめ、農家になる方法をインターネットで調べ、新・農業人フェアにも参加しました。そこで出会った農業法人で農業体験をしました。
 その後、先輩の紹介で三重県の農業法人Mで、半年くらいアルバイトしました。そこは、お客さんが加工体験や宿泊ができる観光農園で、にんじん、オクラ、スイートコーン、なすなどを有機栽培で作っていました。この頃は、有機農業に興味がありましたね。農業法人Mでは、いちごも栽培していて、作業を手伝ったら試食させてもらいました。とてもおいしく、いちごに惹かれました。これがいちごとの出会いです。

―それで、いちご農家を目指したのですね。

 いちごを栽培している経営体を調べ、茨城県の農業法人Sに研修生として雇用され、働きながらいちごの栽培技術を勉強しました。そして、独立のために必要な経費を調べました。すると、いちご栽培に必要なハウス等の施設建設には、約1,500万円の費用が必要なことが分かりました。私は、現実的じゃない、無理だと思いました。

―いちご農家になることは諦めたのですか?

 いちご農家は諦めましたが、いちご栽培に関係した仕事をしたいと思い、いちご栽培に使う資材を売っている会社に転職しました。しかし、営業でいちご農家を周るつもりだったのに、野菜苗を生産する担当になってしまいました。その会社には2年以上務めたのですが、なぜ自分は、いちごに関係のない野菜苗を作っているんだろうと思い、会社を辞めて新潟に帰ることにしました。
 農業を諦め、Uターン後は、勉強して簿記2級を取得したり、地元の大学の臨時職員として、微生物を研究している研究室のアシスタントをしたりしました。
 その後、微生物つながりで味噌メーカーに正社員として就職することができました。その会社では、味噌漬けの原料のなす等を栽培する担当になり、なぜか農業から縁が切れなかったです。

―農業に戻れてよかったですね。

 でも、なすは栽培が簡単で家庭菜園でもできるし、「どうせ農業をやるならいちごを作りたい」って情熱が再び湧き上がってきました。

 普及指導センターや育成センターに相談して、新規就農・就業チャレンジフェアにも参加しました。3回目に参加したチャレンジフェアでは、地元の長岡市でイチゴの観光農園をされていた大野さんが、後継者を探すために出展していました。でも、大野さんの出店ブースは、すでに多くの人が並んでいてお話しすることができませんでした。縁がなかったと諦めていたのですが、後日、先輩農家からまだ後継者が見つかっていないらしいと聞き、すぐに大野さんに電話して会いに行きました。
 大野さんは多くの人と面談したそうですが、私を気に入ってくれて、2年間まじめに研修すれば、施設を譲ってもいいと言ってくれました。私はいちご農家になれるかもしれないと思いました。

―夢を諦めなかったからこそですね。2年間の研修はどうでしたか?

 大野さんに言われたとおりまじめに研修しました。研修中はいちごを観察し、微量要素欠乏が出ているのではないかとか、新しい資材を使ってみたらどうかとか、自分ならどうするか考えていました。研修後、経営主となり、やりたいようにやれる自分を想像し、楽しみでしょうがなかったです。

―第三者継承により、独立したのですね。

 研修後、大野さんに施設を売ってもらい独立しました。4棟のハウスで新潟県のブランドいちご「越後姫」を栽培し、「長岡東山ふるさと体験農園」として観光農園を経営しています。大野さんに出会えてなければ、今もいちご農家になれていなかったかもしれません。

―夢の実現まで順調に進みましたか?

 独立して1~2年目は、うどんこ病が発生し、目標の半分くらいの収穫でした。また、観光農園の接客方法や販売方法にも試行錯誤しました。3年目からは管理を徹底し、経営が軌道に乗り始め、その頃、妻と結婚し、子供も生まれました。
 夢は、全部、現実になり、今は充実しています。これからも、妻にも手伝ってもらいながら、観光農園を続けていきたいと思っています。最近、妻が息子にバナナといちごを出すと、先にいちごを食べるんです。私の作ったいちごをおいしそうに食べる姿を見ていて、幸せだなあと思います。

―就農希望者に伝えたいことはありますか?

 新潟県は水稲農家が多く、野菜農家は少ないです。でも、作っている人が少ない野菜だから、逆にチャンスもあると考えることもできます。それと、経験することはすごく大切だと思います。好きなら迷わず飛び込んでみましょう!


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